・タバコをやめたら、歯みがきする時、歯ぐきから血が出るようになった

・前は平気だったのに、最近歯ぐきから血が出る。(半年前から禁煙している)

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質問 患者さんに「タバコをやめたら、歯をみがくと血が出るようになって。。どこか、腫れていますか?」とたずねられました。

答え 答えはさいごにあります。

 

 ニコチンが歯茎に与える影響

まず、ニコチンが歯周組織に与える影響を知って下さい。

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があるため、歯肉が炎症を起こしても出血が抑えられ歯周病の症状のひとつである出血が隠れてしまい、気づかないうちに進行してしまうことが多いのです。

さらに、歯周治療をしても非常に治りにくいのです。

ニコチンは歯根面を覆っているセメント質とよく結びつく性質があるために、せっかくスケーリングやルートプレーニング(歯に付着した沈着物を機械的に除去、歯根面に浸透した有毒物質を取り除いて滑沢にする操作)を行っても、喫煙が継続していると、この治療の術後にニコチンがただちに歯根面に結合してしまい、歯周治療の効果が台無しにしてしまいます。 

また禁煙をしても、歯根面の内部深くに浸透したニコチンの影響を取り除くためには、何回かにわたるルートプレーニングが必要です。

このような局所的な有害作用と同時に全身的に個体の免疫系を傷害し、その機能を低下させます。
これらの相乗作用によって、歯周病が悪化したり術後の治癒が悪くなるのです。

■ ニコチンによる悪影響

  • ニコチンは血管を収縮させる作用があります。歯肉が炎症を起こしても出血が抑えられるため、気づかないうちに症状が進行します。
  • ニコチンは免疫機能を低下させ、歯周病への抵抗力も下がるので歯周病を悪化させます。
  • ニコチンは歯根面を覆っているセメント質とよく結び付く性質があるため、スケーリングやルートプレーニングなどの歯周治療の効果を低下させてしまいます。

質問 「たばこをやめたら歯茎から血が出ます」

答え 禁煙中は、歯肉炎・歯周病であってもニコチンが血管を収縮させているため、出血が抑えられています。禁煙したので、本来の歯肉炎・歯周病の症状の出血が現れたのです。 

 禁煙したら歯茎が健康になる効果

1 禁煙後数週間してから、タバコの影響を受けない本来の歯周組織の反応がみられるようになります。

2 禁煙後1年くらい経過すると、もりもりしてロール状になっていた歯肉が、本来の解剖学的な形に回復してきます。

3 メラニン色素沈着の減少(長期間を要し、少しメラニンが減少します)

4 全身への健康回復への波及効果があります。

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