審美歯科と顕微鏡歯科に取り組む、スワンデンタルクリニックはさいたま市岩槻区
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顕微鏡と根管治療

顕微鏡と根管治療について

なぜ、神経取った歯がまた痛くなるの?

神経をとる前に知っておいて欲しいこと

歯茎がはれる!歯茎の腫れの6つの原因と治療法 術前・術中・術後の写真

歯茎がはれる! 子供の歯茎の腫れ 6つ原因と治療法

なぜ痛くないのに、神経の治療が必要なの?

歯がぐらぐらする!歯がぐらつく8つの原因とすぐすること

歯の根っこが痛い! 4根管治療とラバーダム

歯の根っこから膿の出る治療 排膿とラバーダム

歯の根っこの治療  歯茎におできのようなふくらみがある!

右上の歯が痛い!見つからない根管口を見つけた症例1

右上の歯が痛い!続き~開かない根管口を見つけた症例2

リーマー、ファイル 歯の根っこの治療中、なぜ痛くなるの?

コンジ水つめてたんだけど、痛い。。(顕微鏡歯科)

歯茎がふくらんでいる。。根管治療1とラバーダム

歯茎がふくらんでいる。続き2 根管充填とラバーダム

ずっと治療を続けているのに咬むと痛い~さがした4根管!顕微鏡歯科

ずっと治療を続けているのに痛い2~4根管充填とラバーダム~顕微鏡歯科

上の奥歯が痛い 分割抜歯の症例

根管の解剖~樋状根とラバーダム(顕微鏡歯科)

歯の神経の痛み

マイクロスコープを使った根管治療

下の前歯の根っこの治療 めずらしい2根管!

上の奥歯の根っこの治療 複根管治療とラバーダム

歯茎におできができている!

根の治療

なぜ、神経取った歯がまた痛くなるの?

なぜ、神経取った歯がまた痛くなるの?

患者さんが「歯が痛くて、少しゆれる」と言われいらっしゃいました。

金属冠をはずして、根の治療をはじめました。 

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Q 「どうして、神経取った歯がまた痛くなるの? 神経が取れていなかったの?」 

 A 神経が取れてなかったら、さわったら飛び上がります。

1度なくなった神経は、復活しません。

患者さんの疑問は、「むし歯があると神経にさわって痛い」「神経があると痛みを感じる」というイメージからきているものと思います。 

■ 痛みにも種類があって、簡単に分けると 

  1 虫歯の痛み

  2 親知らずの痛み

  3 歯周病の痛み

  4  知覚過敏

の他に根の中が細菌感染をおこして再度治療が必要な痛みがあります。 

■ 細菌感染の原因

1.かぶせものの縁から、あらたにむし歯が入り込み、根の中が細菌感染をおこす場合

2.以前、拡大・消毒してゴムのつめものをしておいても、残ってしまった細菌(細菌は目で見えないほど小さいです)が、身体の抵抗力がおちている時に力をつけてしまった場合

こういった場合痛みが出てきます。神経がない歯でも根の中で細菌感染をおこすと痛みがおこります。

〈※状態が悪いな、と思われる場合でも、患者さんの抵抗力が強いのか、症状が悪化ないし、発症しない時もあります。)

根治拡大

拡大写真

この方は、なかなか痛みがおさまらず

「帰ってから痛くて痛くて、夜になると痛くて。薬、もらえませんか?」

治療しているこちらも、つらいです。

夜になると痛いというのは、温かくなると痛むということです。

細菌の活動が、活発な証拠です。

数日間続けて拡大・消毒をして痛みがおさまってきました。 

■ 治療したあとの痛み

患者さんの中には、「痛くて歯医者に行ったのに、痛みがなくなるどころか、よけいに痛くなった。腫れた。」

とびっくりされる方もいると思います。

歯の中は、ふだんは空気がありません。

そこに器具を使って根をつつき掃除して消毒する刺激で細菌がより活発化してしまうことがあります。

空気のなかった根の中に拡大・消毒していると酸素が入ります。

酸素を与えると動きを活発化する細菌は急激に増殖し始めます。これが術後疼痛の原因です。 

腫れた場合は、うみを出して薬を飲むとウソのように痛みはなくなります。

根の治療は、さまざまで、痛むことなく治療が終えられる場合と治療中痛みがでる場合があります。

根の治療中は、痛みが出るとつらいでしょうが、消毒を繰り返し、根気強く治療を続けて下さい。

神経をとる前に知っておいて欲しいこと

歯の神経の役割

知覚を感じるだけでなく、血管も神経の中にあります。その血管が歯に栄養を送ったり、細菌を防御したりしています。

神経をとるデメリット

1 もろく割れやすくなる

神経がなくなった歯は、神経のある歯と比べて乾燥していますのでもろく、割れやすくなります。

割れてしまった歯は元通りにならないので、抜歯になります。

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2 知覚がなくなる

歯の神経がなくなると、温かい・冷たい・しみるなどが感じられなくなります。虫歯になっても気付かず、虫歯が大きく広がってしまうことがあります。

3 感染をおこし、痛み、腫れることがある

神経をとってしまうと神経をとった穴から感染をおこし、痛みや腫れを起こすことがあります。

前述の〈歯の神経の役割〉にも書きましたが血管から送られる細菌を防御する機能が失われているため、再び痛くなることがあります。

4 歯の色が変色

神経のない歯は、次第のグレー~茶色っぽい色になっていきます。

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神経をとる理由

1 虫歯が大きく深く痛みが強い場合

2 すでに神経が感染をおこしているとき〈腐敗臭や腫れがあります)

3 根っこの先にうみがある場合

4 冷たいものが激しくしみる場合(何度、知覚過敏の処置をしてもおさまらない)

歯の神経を抜いたあと、どうするの?

歯の神経を抜いたあとは、歯が割れないことを最優先に考えます。

奥歯

奥歯はかむ力が強いので、治療した歯に土台を入れてかぶせものをして割れるのを防ぎます。

前歯

前歯も同様ですが、子供はプラスチックでふたをして、セラミックをかぶせる時期を成人してからにすることもあります。(大人の歯がすべてはえそろってから)

しかし、色がすこしずつ変色していきますので、最終的にはかぶせる必要があります。

歯茎がはれる!歯茎の腫れの6つの原因と治療法 

 顕微鏡歯科の根管治療

患者さんが「1か月くらい前から、歯茎がはれた。」

と言い来院されました。
大きな膿の袋ができていて、根っこの中の状態がかなり悪く骨も吸収しています。

初診2 術中2
初診時  約2週間後               

約1か月後

約1か月後

難症例でしたが、患者さんの理解力の高さと協力で治療をすすめることができ、外科オペなしで快方に向かいました。
今回のようにすべての難症例が治癒に至るわけではありませんが、難しい症例もマイクロスコープの利用で格段に、臨床成績がアップしています。 

 歯茎の腫れの6つの原因

1 歯周病によるもの

2 歯の根っこに膿がたまったもの

・虫歯が進んで根っこまで広がってしまった時

・神経をとった歯でも、その中にバイ菌が入り感染を起こした時

3 根っこが割れている

4 親知らずの腫れ

5 口内炎

6 歯と歯のい間に食べ物がはさまっている時

 今回のケースは、根っこの治療が必要でした。

根管治療時に使う器具 根管治療時に使う器具

根っこの中を拡大し、清掃、消毒を繰り返します。

<< マイクロスコープについて

歯茎がはれる! 子供の歯茎の腫れ 6つ原因と治療法

歯茎の腫れ(子供の奥歯の腫れ)

「頬っぺた側の歯ぐきが腫れた」と来院されました。奥歯の歯茎がぷっくりと腫れています。 

フィステル(膿の袋) 初診時

初診時

大きく頬っぺた側の奥歯の歯茎が腫れています。
膿の袋が歯冠大あります。かなり大きいということです。

歯茎がはれる!6つの原因

1 歯周病によるもの

2 歯の根っこに膿がたまったもの

・ 虫歯が進んで根っこまで広がってしまった場合

・ 神経をとった歯でも、その中にバイ菌が入り感染を起こした時

3 根っこが割れている

4 親知らずの腫れ

5 口内炎

6 歯と歯の間に食べ物がはさまっている時

今回のケースの治療法

この時点で治療方法は
抜歯
・根管治療
があります。

レントゲンを確認し、1度根管治療をしてみようということで始めてみました。 

フィステル(膿の袋) 2回目

2回目の状態
腫れが小さくなってきました。

3回目の状態

3回目の状態

きれいに治ってきました。

今回の症例は大分大きな腫れでも治癒の方向に進みました。

 今回のケースの原因

今回のケースは、根っこにバイ菌が入って感染をおこした症例です。

見た目小さな腫れでも様々な原因があります。

  • 歯根破折
  • 大きな骨欠損
  • 穿孔(何らかの原因で根っこに穴があいている場合)などです。

上記のような原因があると今回のようにスムーズに治癒せずとなるケースが多いです。

なぜ痛くないのに、神経の治療が必要なの?

質問 「全然痛くないのに、歯医者で神経の治療が必要です、と言われた。そんなに大きなむし歯に思えないのに。。」

答え むし歯の大きさと自覚症状が比例しないことがあります。

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入口が小さくても中で広がっているむし歯。

ぱっと見、むし歯はなさそうでも、中で深く進行してしまっているむし歯など様々です。

歯科医は、レントゲンを見て確認し、診断します。痛みがなくとも定期的に検診を受け、口腔内の健康を保って下さい。 

 痛くない虫歯でも、かなり深くて神経の治療が必要な症例

 歯の解剖 辺縁隆線

辺縁隆線

上記の歯の矢印のところ

前歯の舌側面は軽く凹んでいて、その縁は堤防状にやや高まっています。
このような高まりを辺縁隆線といいます。

この辺縁隆線をむし歯などで失うと歯冠・歯根破切(ひび)の危険性が高まります。

辺縁隆線+むし歯

上記写真

歯と歯の間がむし歯になり、むし歯は神経まで達しています。

しかし、まだ辺縁隆線は残っています。
MI(小さく削って治す)でしたら、

  1. 神経の治療をする
  2. ファイバーコアを入れる。しんを入れて強度を増します。歯質と一体化する材料を使います。
  3. 足りない歯質をダイレクトボンディングで補います。

この一連をビルドアップといいます。(自費治療)
ビルドアップで歯質を残しておけば、次回歯が悪くなった時、またこの歯を使うことができます。
歯さえ残っていればその時代にあった最適な治療が受けられます。 

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ビルドアップの術中 神経はとりましたが、歯質がたくさん残っているので、ぐるぐる一周けずっていません。

??????????????????????????????? 術者が見ている状態の写真なので、歯が反対に見えます。

■ ビルドアップの適応症(自費治療)

・神経を失っていても歯質がたくさん残っていること。
・かみ合わせが安定していて、歯ぎしり、噛みしめがないこと。
・単冠(1本の歯)の処置であること。
・ファイバーコア、ダイレクトボンディング等、歯質と一体化する材料を使うこと。 

 関連記事

Δビルドアップについてはこちら

歯がぐらぐらする!歯がぐらつく8つの原因とすぐすること

・ 歯がぐらぐらするし、痛い

・ ぐらつく歯を抜いて欲しい

・ 歯をぶつけて痛いし、ぐらぐらしている

と歯がぐらぐらになっている患者さんは様々な状態でいらっしゃいます。

 歯がぐらぐらする原因

1 歯周病で骨が溶けてぐらつく

 根っこが折れている

3 咬み合わせで、大きな力がかかっている

 歯ぎしり、くいしばり

5 根っこが感染し、バイ菌が入っている

6 矯正治療中

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7 乳歯が抜けそうになっている時

 ■ 歯がぐらぐらする症例

「歯が痛い」といらっしゃいました。

根尖病巣あり

■ レントゲン像

根っこに病巣を持っていて、グラグラしてかなり痛そうです。

■ 原因 

根っこの先の病巣が原因でしょう。上記の原因の一つの根っこの中にバイ菌が入ってぐらついて痛くなっている状態です。

■ 治療

うーん、抜歯か?とも思いましたが、1度治療してみることにしました。

数回治療を続けているうちに、痛みもグラグラも落ち着いてきました。

根尖病巣 術後

薬をつめました

落ちついてきたので様子観察です。

 歯がぐらぐらしたら、すぐにすること!

 早目に歯医者に行って、原因をみつけてもらい治療する。

 どうしても歯医者に行く時間がない時は、硬いものを控えて安静にする。

関連記事

顕微鏡歯科についてはこちらへ

歯の根っこが痛い! 4根管治療とラバーダム

「歯の根っこが痛い」と言われいらした患者さんの口腔内の写真です。

通常奥歯は、3根管ですが、今回は4根管のようです。通常の治療より時間がかかります。

マイクロスコープがあると4根管もすぐに捜せます。

 

4根管

 「奥歯が痛い、歯の根っこが痛い」と来院された患者さんの治療中の写真です。

4根管拡大

マイクロスコープ拡大

大臼歯は3根管が多いですが、この症例は4根管です。

4根管最拡大

マイクロスコープ最拡大

現在は、根っこの消毒を繰り返す治療中です。

歯の根っこから膿の出る治療 排膿とラバーダム

根管治療(排膿) 

毎日、根管治療をやっていると様々なケースに直面します。なかなか治らないケースで膿をもった歯の根っこの治療があります。

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 歯の根っこに膿があるときの症状

1 無症状

たまたまレントゲンをとったら見つかったケースも多くあります。

2 咬むと痛い

細菌にやって感染が起きると咬んで痛いという症状がおきます。

3 浮いた感じがする

膿が多く溜まり、その圧力が高まり浮いた感じがします。

 腫れる

5 ぐらつく

■ 症例1

「ここの歯が なんか痛い。」と指さして教えてくれた患者さんです。

視診、レントゲン写真で確認すると、根っこに病気を持っています。

排膿2

まん中の白いのが膿です。

排膿1

あふれ出た膿が、おさまったところ。 

■ 症例2

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残根状態(ほとんど歯の部分がない歯)で抜いた歯です。

根っこの先に膿が付いています。固くコリコリした感じです。

同じ膿でも、症例1と違い症例2のような膿は、根っこの治療だけでは治療が難しいと予想されます。

同じ根っこに膿ができている状態を治療していても、長く治療がかかる症例は、治癒が期待できず、抜歯にいたるケースが多くなります。

歯の根っこの治療  歯茎におできのようなふくらみがある!

定期検診でいらした患者さんの歯の状態です。前歯の歯ぐきの上が腫れています。

患者さん自身は、気付いていなかったのですが、原因が歯の根っこにあり、治癒の見込みがあったので治療をはじめました。

前歯の歯ぐきの上が腫れています

レントゲン写真

レントゲンをとってみます。

いらした時のレントゲン

レントゲン写真

根っこの治療をやり直して様子をみていきます。

薬をつめたレントゲン

薬をつめたレントゲン

右上の歯が痛い!見つからない根管口を見つけた症例1

「右上の歯が痛い」と言われいらっしゃいました。

年配の方です。

レントゲン写真を見ると3つあるはずの根っこに2つの治療はされていて、もう1つは未処置。

これが、痛みの原因だろうと推測します。

最初のレントゲン

レントゲン写真

【レントゲン写真】

以前、未処置の治療というのは、たぶん、
○根っこが捜せない
○もしくは、年配の方なので、根っこが開かない

難症例が予測されます。

その上、この患者さんは、病気のため、抜歯はできない。たぶん、難しい。。

背水の陣、前に進むしかありません。

【歯の中】

あけて、びっくり!!

口蓋に深くレジンが充填されていて、とったら出血!

なんとか止血して、よく見ると口蓋の縁下カリエスが深かったんだろうな、それでレジンで隔壁したんだなと見てとれます。

近心根を捜し続けるもない!ない!

1日目

出血部位に止血処置をして、数日おき固まらせます。

根っこの穴捜しは、見つからず、やむなく断念。。

2日目

止血されていたので口蓋近くは、セメントにて封鎖。

それから捜すこと30分。

6止血

この歯は、口蓋根が通常より遠心にあるから、近心も通常位置ではなく、真ん中近くか?捜す、捜す。

もう一度、最初に戻って遠心根から、少しづつ探っていったら、やっとありました。

何層にも象牙質が、積み上がっていて、その中に隠れていて見つけだせない、感じです。

へとへとに疲れきりました。顕微鏡なかったら捜せなかった。。

患者さん、お疲れ様でした。

右上の歯が痛い!続き~開かない根管口を見つけた症例2

開かない根管~続き

年配の方の根っこの治療の症例で、もい1つある根管が見つからない症例です。

いらした時のレントゲン写真

開かない根管

術前】 

「この歯が痛い」と言われ、来院されました。根管を捜してもなかなか見つからず、苦労した症例です。

薬を入れた時の様子

根充

苦労して根管を捜し、薬をつめたところ。

治療が終わってのレントゲン

根充33レントゲン

【レントゲン写真】

臨床症状も消え、根管治療終了。これから、予後観察をしていきます。

関連記事

<<以前の根管治療についてはこちらをお読みください。

リーマー、ファイル 歯の根っこの治療中、なぜ痛くなるの?

・ 歯の根っこの治療中、なぜ痛いの?

・ 神経とれているはずなのに、治療中痛いんです。

・ 歯の根っこの治療はすごく痛いと聞いた。

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Q 神経とったはずなのに、どうして治療中に痛いの?

A 答えは最後です。

 虫歯がひどく、歯の根っこの治療が必要な理由

「神経抜いた」「神経とった」と言いますが、虫歯がひどくもはや神経を残すことができない状態の時、神経をとり除ききれいに消毒、そうじすることを根管治療といいます。歯を残す最後の手段です。

 リーマー、ファイル

リーマー、ファイル

歯の根っこの治療に用いるのは金属で出来た細い針(リーマー、ファイル)です。

この器具を使って、根っこの中の感染物質をとり除いていきます。

細く複雑な形をしている根っこの中を少しづつ拡大、消毒、清掃しきれいにしていきます。

質問 

神経とったのだから、もう痛くないはず。でも治療中や治療後に痛みがあるとどうして痛いの?神経とれてないんじゃないの?

神経 顔

↑ 歯の中にある神経は、痛みの受容器の1つにすぎません。口、歯の周辺にはセンサーが張り巡らされ、三叉神経へつながり脳へ伝達されます。

答え 歯の中に神経は、顎の骨の中を通って三叉神経から脳につながっています。

根っこの治療は、歯の中の神経を切断することです。

そして根っこの中を消毒しきれいにすることです。もしも神経がとれてなかったら飛び上がるほど痛いです。

歯の神経が切断されたあとも痛みを感じるセンサーは、神経だけでなく歯の根っこの回りの歯根膜や歯槽骨などいろいろな所にあります。

感染が強く歯の外側にも影響が及ぶと違和感や痛みがあるのです。

■ 大事なこと

細菌を可能な限りとり除いた歯を最終的に治療に導いていくのは患者さんの身体の中にある抵抗力です。

患者さんの健康状態によって治っていくのに時間がかかったり、再発してしまう場合があります。

コンジ水つめてたんだけど、痛い。。(顕微鏡歯科)

質問 「むし歯の穴に薬局で買った薬をつめているのですが、それで治りますか?」

答え 薬局に売っている薬は、鎮痛・消炎・消毒を目的とした成分が入っています。

一時的に効くこともありますが、むし歯は自然には治りません。早めに歯科医院に行って下さい。

虫歯にコンジ水をつめていた方

「奥歯に、コンジ水つめてたけど、腫れて痛い。」といらっしゃいました。

かなり腫れていて、抜歯か?いや、頑張って治療してみようと、根っこの治療をはじめてみました。

近心根3つ

近心根は、めずらしく3根管のようです。通常、近心大臼歯は、2根管です。

Xray術中

一時、腫れもおさまって、治っていくかのようでしたが、再度腫れました。フィステル(歯肉にできるおできのようなもの)から、ポイントを入れて確認。3根管を、大きく拡大・消毒を繰り返しても腫れは、おさまりません。

大きく骨が吸収しているところ

近根骨吸収

丸く囲んだところが、骨が吸収しているところ。

歯を抜いたところ

遠心根のみ

やむなく、近心のみ分割抜歯。遠心根を残しての治療になりました。

※分割抜歯

状態によっては1本の歯を全て抜歯しないで、残せるなら半分残すという方法も考慮します。

歯茎がふくらんでいる。。根管治療1とラバーダム

「歯茎が、ふくらんでいる。1年くらい前、別の病院で診てもらったら、別段問題なしと言われて、1年たってもおなじ状態。」

ということで治療をはじめてみました。

最初の様子

根管内部

銀歯の冠をはずしたところ 顕微鏡拡大

のラバーのわきに写っているのは、ラバーと歯の間に隙間がある時に使う、もれ剤。

根管の中をじっと見ると、何かがありそう。

治療を始めたところ

金属片

超音波と水で、キャビテーション効果をねらって、そっと、つつくと異物が出てきました。

でてきた金属

うまく出てきてくれてよかった。よく見ると、半分先が黒く汚いです。

汚れた綿栓

根管内も汚いことを予想して、白い綿詮をそっと入れると、かなり真っ黒

水の洗浄と消毒を繰り返します。その後の拡大が大変でした。

極細針で探しても、探しても根管が見つからない。

年配の方ではないので、根管が狭窄しているとは、考えにくい。

削片に埋もれて見つけにくい細い根管を探りあてるには、小林千尋先生(東京医科歯科大学の先生。エンドのバイブルを書かれた先生)開発の改造Kファイルを使ってみます。

徹底消毒して、薬を入れ、そお~っと改造Kファイルを入れてみました。

よかったぁ。根管が、見つかり根尖まで届きました。

よくある根っこの治療に見えて、難しい症例です。今年になって1番難しい症例でした。

治っていってくれることを願います。

歯茎がふくらんでいる。続き2 根管充填とラバーダム

前回の続き

前回は、ラバーがうまくかからず、白いもれ剤を使いましたが、今回は隔壁(足りない歯質をプラスチックでカバー)し、拡大、消毒を繰り返します。

清掃中

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きれいになってきました。

最初に言われていた「歯茎がふくらんでいるのは、なくなった。」ということです。

薬をつめたところ

2wk 充填終了

薬をつめたところ

難しい症例だったので、ここまで進めて一段落しました。

ずっと治療を続けているのに咬むと痛い~さがした4根管!顕微鏡歯科

4根管目

 「7ヵ月間、治療を続けていたけど咬むと痛い。」 と言われ治療途中で当医院に来院されました。

初診の時

治療始め

拝見すると、なにかカタカタするものがあって、消毒治療のじゃまになっています。

これを除去することから始めました。

治療中 拡大

マイクロスコープ強拡大

3根管で通常の治療の様子が見てとれます。

別段おかしなところはありませんが、じぃーっと見ると、ここらへんがあやしい。

何かありそうな予感がします。

治療途中

薬をたらしてマイクロスコープ強拡大のまま、じぃーっと見ていると、泡が発砲してきます。根管口がある証拠です。

超音波器具を使いつついてみます。

石灰化していて硬くなっているので超音波器具と軟らかくする薬を駆使し、極細針でつついていきます。

超音波器具→薬→針→薬→針→消毒。これを繰り返すこと十数回。

根管口明示

予感的中!

4根管目が出てきました。

この根管を見つけ出すのに所要時間30分。

長いことお疲れ様でした。これからは回復していくことを祈って消毒治療が何回か続きます。

ずっと治療を続けているのに痛い2~4根管充填とラバーダム~顕微鏡歯科

4根管治療の続き

前回、4根管目を見つけた患者さんの症例の続きです。

4つの根に薬をつめたところ

4根管

数回、根っこの消毒を繰り返し症状がおさまってきたので、根っこにゴムの薬をつめました。

狭窄根管とは、

60歳を超えてくると脳梗塞のように歯髄(神経)が細くなって硬化してきます。

今回の症例は超音波器具を駆使し、消毒治療を繰り返し快方に向かいました。

臼歯は通常3根管ですが、4根管を疑い治療に臨むことや、マイクロスコープ、超音波器具等の最新器具の使用、また長時間の治療に患者さんが耐えてくれたことなどが治癒に結びつきました。

上の奥歯が痛い 分割抜歯の症例

分割抜歯と根管治療

「上の奥歯が痛い。」と来院されました。拝見すると、親知らずとその前の歯の2本が大きい虫歯です。

親知らずはもちろん、その前の歯も保存できるのか?というくらい大きい虫歯です。

分割していらない根っこを抜歯したところ

上奥歯

上奥歯
親知らずを長い間放置したため、歯ブラシが届かず手前の歯も大きく虫歯になってしまった症例です。
親知らずはすぐに抜歯しました。

強拡大

上奥歯拡大

マイクロスコープ拡大

その前の歯も、ほら穴のように大きく虫歯が進んでいて残せるのか?
と疑問に思う歯の状態でしたが、虫歯を除去し、3根ある根っこのうち遠心の1根は崩壊が激しく分割抜歯しました。
現在は残りの2根を保存すべく根管治療中です。

歯の解剖図

立体図

奥歯立体図

※奥歯の遠心根を抜歯して残りの歯の部分を単独で保存し、治療すること保険では認められていません。
今回の症例は自費の治療です。 

関連記事 

Δ親知らずについてはこちら

根管の解剖~樋状根とラバーダム(顕微鏡歯科)

根管の解剖について

 Weineは根管口の数と根尖孔の数の組み合わせで、typeⅠからtypeⅣまでに分類し、この分類に当てはまらない根管をtypeⅤとして加えました。 

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図解 東京医科歯科大学 吉岡隆知先生著書より

解剖図と清掃の関係

根管の形態は複雑で完全、完璧に処置(根管の清掃・消毒)することなど不可能だ、と言われています。

処置不可能と思われるような根管の構造が病変の原因となる場合も多くみられます。
複雑な根管を、臨床の上でどう処置していけばいいのだろうか?
また複雑と思えた症例が治癒していくのは何故か?

1 現代科学の進歩により小器具の開発、根管貯薬剤の進歩が根管治療の手助けをしてくれます。
歯内療法学会の指針に基づいた治療方針・薬剤の選択も必要です。

2 マイクロスコープの使用によって『手探り』から『見ながら』の臨床が可能になったことは、臨床成績を飛躍的にアップさせました。

3 そして一番大事な患者さんの持つ治癒力が快方へ導いています。

 樋状根

樋状根

マイクロスコープ拡大

下顎奥歯

樋状根拡大

マイクロスコープ強拡大
通常 奥歯は3~4根管ですが、この症例は真ん中でつながっている樋状根です。
(モニターに写っている画像より顕微鏡下では、数倍明るくクリアーに見えます。)

歯の神経の痛み

術前 レントゲン 

「右上の歯が、痛い」 と来院されました。ブリッジになっているところの歯の根っこが感染しているようです。

一番奥の歯が痛いようです。根っこの先に影も見えます。

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根っこの治療を何度かして、薬をつめたところ

  ↓

7術後

術後 レントゲン 

治っていってくれるといいです。

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歯科医が教える健康と美容のヒント15

マイクロスコープを使った根管治療

・ なぜ、マイクロスコープを使うといいの?

・ なぜ治療は時間がかかるの?

・ 難しい治療って何?

マイクロスコープを使うメリット

1 歯の中を拡大して見ることができる

歯の中は暗く、小さく見えにくい場です。その中にある歯はもっと小さく、その小さな歯に中にある根っこはさらに小さいです。

根治療 近心頬側根

古い金属を開けて、根っこの治療をしているところです。3つある根っこの1つに固いものが入っています。これを取るには、マイクロスコープ・器具・時間がないと除去できません。

2 マイクロスコープを見ながら専用器具を使う

近心頬側根 除去中

顕微鏡を使い、ずっと見ながら専用器具を使って除去していきます。少しづつ出てきているところです。

器具は、垂直で固くしならずまっすぐです。角度のついた器具もありますが、除去したいものは、くい込んでいるために簡単には取れません。

マイクロスコープを使うデメリット

上記・下記の写真は、時間をかけて治療をすすめていったので除去できました。

マイクロスコープを見て時間をかけて治療する(時間がかかる)

近心頬根 除去後pmマイクロスコープを使っても魔法のように簡単に作業が進むわけではありません。

患者さんは、垂直に寝て口を開いててくれますが、歯は斜めになっています。根の長さ・深さ・角度・数も様々です。歯の治療は時間がかかることもあります。

下の前歯の根っこの治療 めずらしい2根管!

下顎側切歯(下の前歯)

下顎側切歯の根っこは、通常1根管です。私が、学生の時に習った教科書では、

2根管性は側切歯では、遙に少ない。Lenhossek氏の統計によればその頻度は中切歯25%に対して側切歯は6%である。

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しかし今、顕微鏡が臨床に導入されるようになり、最近の根管治療の本には、

下顎歯の根管数の出現率は、2根管10~30%

とあります。

顕微鏡が導入されたことにより、解剖学的形態に関する研究の精度が上がったため、出現率の数字が上がったと思われます。

側切歯 

下顎側切歯の根っこの治療中

唇側にラミネートがついていて、本来の歯冠の形がわかりずらく、またそれに続く根っこの位置がずれて見えて根管治療が難しい症例でした。

側切歯2

マイクロスコープ 強拡大

レントゲン所見でも、2根管ありそうだなぁ、見つけたら大変そうだなぁと思っていたら、     大当り!!

2根管でした。時間も倍かかりました。

上の奥歯の根っこの治療 複根管治療とラバーダム

上顎第1大臼歯

上の奥歯は、通常3根管です。

1つの歯に3つ~4つの神経がとおっているので、治療時間の長くかかります。

上顎第1大臼歯~5根管 

【症例1】  右上奥歯 通常の上の奥歯の様子

通常、上の奥歯は、3根管です。学生の時の実習でも3根管の根管形成を習いました。

3根管 上顎← 解剖図

近心根、遠心根、口蓋根の3つの根っこで、神経も3つです。

5根管

【症例2】 右上奥歯  複根管かも?樋状根かも?

治療を始めると3根管ではなく、4根管かなぁーと、でてきました、4根管目。

次にもうひとつあるかも?

ビンゴ!ビンゴ!5つめ 見っけ!!

5根管 拡大

近心根が3つ並んであります。

それに、遠心根1つに口蓋根1つ、合計5つです。

すごく時間がかかりました。

めったにない症例です。もしかしたら、樋状根かもしれません。

患者さん!がんばって、口開けてて下さい。

歯茎におできができている!

「痛みはないけど、歯ぐきに おできができている。」と来院されました。

レントゲンをとってみると、金属のしんが長く入っていて、簡単に除去できそうにありません。ということは、根っこの治療はできないということです。

1 抜歯

2 外科的に悪いところをとる

の2つの方法があります。今回は、歯を抜歯せず、治療はじめてみようということでオペしてみました。

模型 ここ

おできの所(フィステル)から、ポイントを入れて(レントゲン造影剤入り)レントゲンで調べてみると、根っこの下の方があやしい。

痛みはないと言われるし、補綴物をはずすのはためらいます。

今回は、歯肉を開いてオペをやってみます。

オペ中

切開して剥離するとレントゲンの位置よりも、ずっと上の方に骨欠損+膿+汚い肉芽があります。

すべてきれいにします。

骨欠損223

顕微鏡 強拡大

根っこの横の一部の骨が欠損しています。根っこの側枝が原因だったのでしょうか?

補綴物をはずさず治っていってくれることを願います。

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