埼玉県の急速な高齢化や医療・介護保険制度における在宅重視の動向を踏まえ、在宅での介護・看取り等の重要性が高まっています。

令和元年7月18日(木)18:30~ 埼玉県医師会主催の講演を聴いてきました。

「フレイルの考え方、認知症予防に生かす」

講師 東京都健康長寿医療センター 鳥羽 研二先生

フレイルとは何か

加齢や慢性疾患の積み重なりや脆弱でストレスによって生活自立が損なわれやすい状態をいいます。

フレイルの診断基準

以下の5項目で3項目以上がフレイル、1~2項目でフレイル予備軍と診断されます。

歩行速度低下(<1m/秒)

握力低下(<26㎏;男性、<18㎏;女性)

易疲労(自己申告)

活力低下

体重減少(年間>4~5㎏)

ポリファーマシーとの関連

※ポリファーマシーとは:多くの薬を服用することにより、副作用などの有害事象を起こすこと

65歳以上の服用患者の4割がポリファーマシーになりうる可能性があり、10剤以上服用される患者の2割に重篤な症状が出るという論文もあります。

また85歳以上の患者5人に1人が有害作用が出て、フレイル患者には5倍有害作用が出やすいと報告もあります。

Social Frailty   社会面

居住別のうつ状態の割合

1階 8% 2階 14.3% 3階 33%

姿勢と転倒

女性では50歳を迎え閉経すると更年期症状を呈します。それに加え骨粗鬆症の進行が進みます。75歳以上になると大腿骨頚部骨折のリスクが高くなります。背骨の変形が足を上がりにくくさせ転びやすくなります。

転倒予防

転倒予防靴下:つま先が上がっていて転倒防止になる

夜間頻尿の人

トイレに行くことが多いほど寿命が短い傾向にあるというデータがあるようです。

70歳以上の人を調査した研究があります。それによると4年以内に6人に1人が亡くなっていました。ところが「夜中にトイレのために3回以上起きる」という人たちの場合は4年以内に亡くなる割合が3人に1人でした。

質問「夜間頻尿の人はなぜ転びやすいのでしょうか」

トイレが近い状態がフレイルで、身体全体が脆弱なので夜間頻尿の人は転びやすいです。

安全策として

フレイルの人は視力低下もあるので、LED照明に換えて部屋を明るく見やすくする。

つまずきにくくするために、部屋を片付ける。

フレイル予防、対策

薬剤早期投与

教育、精神活動、社会活動

危険因子の軽減:生活習慣病、運動、栄養

動脈硬化予防

この中でも長期の運動の継続はフレイルの予防、進行の軽減が発表されています。

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