シマウマの歯 

シマウマの歯って伸び続けるって知ってた?

監修 中野愛彦(歯学博士)資料より
写真 高山景司 (動物園写真館)

しまうま

現在のウマは、『しまが消えたシマウマ』で、長いルーツをたどると、シマウマはウマの祖先だといわれます。
その進化に大きな役割を果たしたのが、がっちりした大きな歯です。 

大昔のウマ

大昔のウマたちは、今より丸顔で歯も小さく、やわらかい葉を食べていました。
ある時、大規模な気候の変化によって緑の大地は枯れ、後に残ったのは乾燥した草原だけでした。
硬い草を噛むことも消化もできない彼らは、あえなく絶滅してしまいました。 

ウマヅラになった歴史

しかし、一部のウマやシマウマは、硬い草でも噛みくだき、すりつぶせる巨大な歯を発達させていきました。
大きな歯を支えるためには、歯ぐきに埋まる歯の根っこも長くしなければなりません。
上の歯の根っこがある位置は、目の真下です。
丸顔のままでは、長い歯の根っこが目を突き刺してしまうため、口そのものが前へ前へ移動し進化して、おなじみの長い顔になりました。
『ウマヅラ』といわれる彼らの顔には、命がけの進化があったのです。

しまうまの骨

硬い草を噛み砕いて歯が擦り減るため、シマウマの歯は年に2~3mm伸び続けます。

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