すきっ歯をきれいに治す治療 (歯並び、前歯のかけ、歯の色を治す治療)

まず最初に従来のラミネート(ポーセレンラミネートベニア)について記します。欧米を中心に始められ日本に紹介されたのは1980年後半で私が臨床を始めた頃でした。

ラミネートベニア

当時のラミネートは 早期脱落、変色、2次うしょく(治した所から再びむし歯になる)等の問題をかかえていました。この治療法は、欧米人の大きく厚いエナメル質には接着しますが、日本人のようにエナメル質の薄い人種には接着しにくく不向きの治療といわれていました。

ラミネートで綺麗になった方

セラミックをはる治療

しかし 日本人のエナメル質が薄く、削るとすぐに象牙質が露出する歯にも象牙質との接着が確立したことにより 再びラミネートが再評価されるようになりました。
今、ラミネートは前歯部の色調改善だけでなく、歯の形や歯並びの調和を改善する最適な治療法の1つになりました。 

■こんな方へ ラミネート!

■ラミネートで治した方 part1


こんな方へ ラミネート!

  • 歯並びが悪い
  • 歯に隙間がある
  • ぶつかって前歯が折れた
  • 歯の色が汚い
  • すきっ歯

などといった審美性の問題もラミネートで容易に解決できるようになりました。 

■ 治療方法

歯の表面だけを削り、セラミックでその部分をカバーし接着します。
歯の削除量は他の方法よりも少なく、歯の色を白くしたり、歯の形を整えたり、バランスよくしたりするのが容易にできます。

模型等の診査の結果、きわめて削除量が少ない場合は麻酔をせずに治療が受けられる症例もあります。

1.歯の表面だけを形成
2.型取り
3.ごく薄いセラミックシェルを接着 

■ ラミネート治療の利点

きわめて少ない歯質の削除量で、歯の色調、形態、大きさを希望通り美しく再現できます。
変色歯、軽度の歯列不正(歯並びが悪い)隙間だらけの歯なども、素人目には、まったく見分けがつかないほど改善できます。

※極端に歯並びが悪い人、硬いものを好んで食べる人、歯ぎしりのある人には不向きです。 

■ ラミネート適応検査

ラミネート治療をする前に、レントゲン検査、歯周病検査、治療前の写真・模型等の検査をし、患者さんの要望どうりに治療がすすめられるか十分に検討します。

■ すきっ歯の3つの原因

 歯数が少なく隙間ができている場合

 数本の歯が全体の歯の中でバランスが悪く小さな形をしている場合

 歯周病が進行して歯をささえている歯周組織が弱くなることにより、
上の前歯が広がって(出っ歯)前にでてきている場合

1、2については、隙間が小さい場合、ダイレクトボンディングのような詰め物で隙間を埋めるか、
歯の表面を少し削ってラミネートべニアを張り付けて、見た目をよくすることができます。

3のように歯周病により前歯に隙間ができた場合は、まず歯周病の治療をきちんと行った後に矯正治療により、歯を元の位置に戻します。

また、矯正治療後に歯が再び開いてこないようにセラミック治療で連結固定を行うなど、確定的な処置が必要です。


ラミネートで治した方 PART

 

ラミネート術前

H20年「前歯がかけた」と来院されました。

切端(前歯のかむ所・先)と隅角(歯の角・横)をなくしてしまうとダイレクトボンディング(自費)やレジン(保険)のどちらの材料を使ってもとれやすいです。

食事のたびに咬合力を受けていたのでは当然取れてもいたしかたありません。

360°グルグル削ってかぶせるさし歯より、つけ爪のように唇側面のみをうすく削ってラミネート(セラミック)を付ける方法を選択しました。

ラミネート術後

H23年3年半後の予後 

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ラミネート PART2

「以前のラミネートをやり直したい」という症例です。

古いラミネートのやりかえ

前歯2本のラミネートをやり直しました

さいたま市岩槻区のスワンデンタルクリニックでは審美歯科・歯周病治療に取り組んでいます。