アトピー性皮膚炎の人が歯科治療で改善!
アトピー性皮膚炎
東京医科歯科大学大学院皮膚科学 井川 健先生文献より
病巣感染という概念は、1900年代はじめごろに提唱されたもので
『身体のどこかに限局した慢性の感染性炎症病巣があり、それ自体はほとんど無症状であるか、または時に軽微な症状を呈しているのに過ぎないのに、原病巣から離れた諸臓器に反応性の器質的あるいは機能的障害をひきおこすもの』といった考えかたです。
皮膚科領域でも尋常性乾癬や掌蹠膿疱症ではよく検討されています。
アトピー性皮膚炎の人が、歯科治療で改善!
綺麗になった肌
本症例は、歯科の病巣感染を積極的に加療することによってその後の皮膚症状の改善がみられました。
皮膚症状の増悪、あるいは改善を阻害する一つの因子として、歯性病巣感染は少なからず関与していたと思われます。
上記のような症例は皮膚科と歯科の連携治療で皮膚症状の改善がみられました。すべての皮膚疾患が歯性感染が原因であり、抜歯が必要などという意図は全くありません。
歯は身体の一部であり、 その一部から身体全体への影響があることや金属アレルギーの問題、そして歯周病も感染症の一つであること、それをこのホームページで繰り返し書いてきました。
むし歯を放置せずきちんと治し、身体にやさしい修復物(セラミックなど)を使うことは、ご自身の健康を守るためにあります。
注意!
皮膚疾患の原因が、口腔内に原因があるのではないか?といきなり歯科医院に来院される方がいらっしゃいますが、皮膚科の先生の確定診断とパッチテストの判定を含めて総合的な判断の上での治療となり、皮膚科、歯科、ときには耳鼻科の先生の協力のもと治療をすすめるのがBestです。
※歯の治療をして、皮膚疾患が劇的に改善した例を何度か経験し、患者さんが歯科感染症と皮膚疾患の関係性を知らないことが多いため、お知らせのため記載しました。
全ての症例に歯科感染治療で回復すると言えませんが、少なからず関与していると私も感じています。
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