多量の歯石のついた方
1度で全ての歯石はとりきれません。数回かかりました。
治療前は、発赤・腫れ・口臭・出血などの症状がありました。
歯周病について
プラーク(歯垢)が歯肉に炎症を引き起こし、赤く腫れ出血することから歯周病が始まります。
ブラッシングでは取れない歯石、着色を歯科医院でとります。この場合は、1度のクリーニングでは改善しませんが、患者さんの自宅でのブラッシングと健康状態が良好ならば、早期に改善がみられます。
メンテナンスを受けると歯の寿命が3倍になる!
10年間で失う歯の本数の平均が、何も治療を受けなければ3.6本
治療のみを受けると2.2本
治療とメインテナンスを受けると1.1本というデータがあります。
メインテナンスというプロによるケアを定期的に受けると、何もしないより歯の寿命が3倍以上になるということです。
歯周病治療後10年で歯を失う要因
プロによるケアを継続的に受けていただくためには、患者さんに継続して来ていただかなければなりません。
プロによるケア頻度は患者さんの来院頻度ということになります。
実際、治療後10年間でどういった要因が歯を失うことにかかわっていたかを調べた論文では、ちゃんと来院されないことがダントツ1番でした。
メンテナンス中に歯を失うリスク
メインテナンス中に歯を失うリスクを調べてみたところ、喫煙とケア頻度が大きく影響します。
つまりメンテナンスに」はいったら、喫煙というリスクファクターを排除し、どれだけ頻繁にプロケアを受けるかということが大切なのです。
参考文献:ペリオドンタル・マイクロサージェリー 鈴木真名 著
メインテナンスの実際 伊藤公一・山﨑長郎 著
ペリオバカ養成講座 山本浩正 著
クリーニングのリスク・問題点
・保険適応の歯石除去は、1回の処置で全歯の歯石除去はできません。
保険上の規則です。最低2回以上の通院が必要です。
1回で終わるクリーニングの費用
1 上下の前歯12本のクリーニング
笑うと見えるところのみをクリーニングします。 6000円
2 上下すべての歯のクリーニング 15000円
大量の歯石の沈着、多量の汚れの付いている方は、自費治療であっても1回ですべての歯のクリーニングは、難しい場合があります。
数回来院していただいて歯石除去することをおすすめします。
各人によって口腔内状態が違いますので、治療期間・本数・費用が異なります。(保険治療、自費ともに費用の違いはあります)