女性に危険な骨粗鬆症!
骨粗鬆症は、骨が構造的にもろくなって、骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症は女性に多い病気です。
閉経を迎える50歳前後から骨量が急激に減少し、60歳代では2人に1人、70歳異常になると10人に7人が骨粗鬆症といわれています。これは女性ホルモン(エストロゲン)が骨の新陳代謝にかかわっているからです。
骨粗鬆症のその他の原因
年齢や遺伝的体質、ダイエット、喫煙、過度の飲酒、偏食も骨粗鬆症の原因とされています。
骨粗鬆症の方が歯科治療を受ける時の注意
骨粗鬆症の治療薬の中に【ビスフォネート系製剤】と呼ばれるグループのお薬があり、副作用として顎の骨の壊死(組織が死ぬこと)や骨髄炎がおこることがあります。
歯科治療を行った際にもあらわれることがあるため、歯の治療を受ける前には必ず歯科医師にこのお薬を服用していることをお知らせ下さい。
↑ 写真 大阪大学 口腔分子免疫制御学講座 生化学教室教授 米田 俊之先生資料より
ビスフォネート系飲み薬
アクトネル錠 2.5mg
アクトネル錠 17.5mg
ダイドロネル錠 200mg
フォサマック錠 5mg
フォサマック錠 2.5mg
ベネット錠 17.5mg
ボナロン錠 5mg
ボナロン錠 35mg
ボノテオ錠 1mg
リカルボン錠 1mg
ビスフォスフォネート系注射剤
ゾメタ
アレディア
オンクラスト
ビスフォナール
骨粗鬆症の専門診療が可能な病院で治療を受けましょう
骨粗鬆症の方は、歯科治療にはいる前に、病気の状況と服用の薬をお知らせ下さい。
歯科治療の際は骨粗しょう症である旨をお伝え下さい。