なぜ、美容goodsは香りを大事にするのか。。。?

なぜ洗剤、柔軟剤のCMは、香りを売りにするのか?

以下のようの感じたことがありませんか?

バラ

○よい匂いのお風呂の入ると気分がよくなる
○香水をつけるとよく眠れる
○お化粧品のニオイが好き
○いい匂いの洗濯物(柔軟剤)は気分がよくなる

香り(臭覚)と感情は密接な関係があります。 

クレオパトラと薔薇の香り

イライラしたり落ち込んでいたりした気分が、バラの香りやお気に入りの香りに包まれたとたん、気分がやわらぐことがあります。

香りには、感情や気分を変える働きがあります。

古代クレオパトラは、薔薇風呂に入ったり、薔薇の香りをまとっていたそうです。

嗅覚以外の感覚にも感情を動かす力はあります。そこで、いろいろな感覚が感情に訴えかける割合と知覚に訴える割合を見てみました

嗅覚は8対4で知覚よりも感情に訴えかける割合が高くなっています。

臭覚と感情

以下、味覚は6対6、聴覚は4対8、視覚は2対10で感情よりも知覚に訴えかける割合が高くなっています。
以上から、他の感覚に比べてはるかに嗅覚が感情を引き出しやすいということがわかります。

なぜそうなるかは、嗅覚が『感性の座』の大脳辺縁系に直に伝わり、感情の回路である情動回路に入るのに対して、ほかの感覚は、
『理性の座』ともいうべき大脳皮質で情報を整理されてから情動回路に入るからだと考えられます。
つまり、においを嗅ぐと意識の有無に関係なく、そのにおいが感情に結びつくということになります。
そのために、ヘンな臭いを嗅いだら、その瞬間に気分が悪くなったり顔もしかめてしまうのです。

感情はいろいろな行動に影響します。
楽しい気分の時は仕事もはかどりますが、ふさいだ気分の時は、何をしてもはかどりません。
また、こんな実験もあります。
人の写真を見せて、その人の人格を判断してもらうのですが、その時にいいにおいとイヤなにおいを嗅ぎながらやらせるのです。
するといいにおいのときのほうがイヤなにおいのときよりも、その写真の人を肯定的に判断するそうです。

感情を左右するのは嗅覚であり、香りの影響は、無視できないものがあるようです。

 関連記事 

<<マリー・アントワネットって歯みがき嫌い?はこちら