質問「歯医者に行くとたくさんエックス線をとられます。本当に必要なのですか?身体に悪くないんですか?」
答え
エックス線には、大きく2種類のタイプがあります。口の中全体を把握する大きなパノラマ エックス線写真と個々の歯の状態を診る小さなデンタル エックス線です。
歯と歯ぐきを取り巻く歯周組織は、絶えず変化しているため、状況を把握するためにも確認が必要です。
また、症状確認のために、同じところを数カ月おきにエックス線写真を撮って診ることもあります。
レントゲン シーベルトSvの安全性について
2011年3月11日の東日本大震災で福島原発事故が起こり、放射線の被ばくの心配をされる方も多いと思います。
また歯科の診断の際に撮るレントゲン写真にも危険があるの?と心配される方がいるのも無理のないことと思われます。
歯科で使用するレントゲンの放射線量はごくごく微量です。
治療に必要とされる最低量のレントゲン撮影のみで不必要な撮影はしていませんので、安心して下さい。
さいたま市歯科医師会の資料より
シーベルトSvとは放射線による人体への影響度合いを表す単位です。
年間に受ける放射線量(世界平均)2.4mSv
宇宙から 0.4
大地から 0.5
食物から 0.3
空気から 1.2
(日本平均) 1.5mSv
航空機搭乗(東京~ニューヨーク往復)0.2mSv
東京~ニューヨーク往復×10回=1.0mSv
口腔内全体のレントゲン撮影(1回) 0.04mSv
口腔内部分のレントゲン撮影(1回) 0.02mSv
1日に受ける放射線量(世界平均) 0.007mSv
年間に受ける放射線量が100mSv以下ならばガンの過剰発生はみられないとされています。