背筋の伸びた美しい姿勢は、若々しく健康的です。姿勢は歯並びと関係しています。

日常生活の中で美しい姿勢をとるには、本人の意志と注意が必要です。

姿勢が歯並びに影響する!3つの悪いクセ

姿勢(頭部と脊椎を含む)が、顎機能障害を引き起こす因子として位置づけられています。
咬合機能は姿勢の影響を受け、姿勢に問題がある場合は口腔機能障害を引き起こす可能性があります。

頭部が前方にある猫背をなおさなければ、美しい姿勢は保てません。
AngleⅡ級(出っ歯)の不正咬合と猫背との相関性は高く、典型的な成人顎関節症患者には、Ⅱ級(出っ歯)の咬合と猫背が認められるとの報告があります。
猫背の姿勢は頭部が前方に位置するために気道を狭くします。
その結果、後頭部を後ろに反らせて気道を確保しようとして、無意識に口を開く傾向となり、鼻からではなく口呼吸になります。口呼吸は、常に口が乾き歯周炎になりやすくなります。

猫背

猫背は日常の生活と歩行時の姿勢に注意が必要です。

片側に噛みぐせがある場合

片側に噛みぐせのある側に首が傾斜し、肩が落ちています。

首の位置を正しくすることと、ショルダーバックなどを傾いた肩にかけることに注意をしましょう。

また片側噛みの癖のある人は、片側噛みのある方を下にして就寝する傾向にあるので、枕などを利用して正面を向いて寝るように心がけて下さい。

外力(頬杖)により、変形したと考えられる下顎口腔内

外力(頬杖)により、変形したと考えられる下顎口腔内

写真 鈴木設矢先生資料より

頬杖

頬づえも、歯並びや顎の変化に影響を与えるので、これらの悪習癖を直す自覚が必要です。

各個人によって矯正の治療期間・費用が異なります。

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歯列や顎骨は外力によって変形する

歯列や顎骨の形態も外力によって変形することは古代ギリシャのヒポクラテスの時代から知られています。
咀嚼による外力や口腔周辺の様々な習癖による外的要因は、歯列、顔面に作用し歯列不正、顎関節症、歯周疾患などにも関与してきます。

機能が正しく働いて、外力が正しく作用すれば生体はバランスを保ち、形態も正しく維持し、外力に応じて生体は変化します。

咀嚼を含めた生体のバランスが良いものは無駄がなく、安定して、美しい形態を維持しているのは自然の姿です

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