成人病の大半は、食事などの日常生活の乱れが原因とされています。毎日の不適切な生活習慣の積み重ねが病気につながることから「生活習慣病」と呼ばれています。
栄養の偏り、食べ過ぎや甘いもののとり過ぎによる肥満、睡眠不足運動不足、ストレスからくる過度の緊張などが要因とされています。

食事

成人病と歯科疾患の関係

成人病と歯科疾患は相互に因果関係があり、それぞれに悪影響を及ぼします。

例えば、糖尿病、心筋梗塞、白内障などの合併症も起こしやすく、
高血圧と同様の極めて危険性の高い成人病ですが、この病気は、虫歯や歯周病を悪化させることが、しばしばあります。

糖尿病による高血糖が、白血球の活動(食作用)を低下させ細菌に対する抵抗力を弱めるからです。 

また毛細血管をもろくするので、ちょっとした刺激でも出血しやすくなり、ブラッシングによる清掃を遠ざけてしまいます。

そうすると歯と歯肉の汚れが増してしまい歯周病を悪化させ早く歯を失うことにつながるのです。
歯を失うと噛みにくいので、糖尿病を治すためには制限しなければならない炭水化物や、脂肪分など軟らかいものをつい食べてしまうという悪循環にも陥ってしまいます。

成人病、むし歯、歯周病予防の3ポイント

1 バランスの取れた食事
2 年齢、体重に合わせた糖分の制限
3 正しい歯みがき習慣

成人病予防の決め手は、バラエティーに富んだ食事をよく噛んで食べることです。
甘いもの、脂肪、刺激物のとり過ぎ、野菜をあまり食べないという現代の食生活も見直す必要があるようです。

食生活の内容は歯の状態に大きく左右されます。 

1日に30種類以上の食品を食べられる、しっかりとした歯と歯肉が、成人病を防ぎ、心身の充実に大きな役割を果たしているのです。

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