・お歯黒には、どんな意味があるの?
・お歯黒の成分って何?
・今でもお歯黒やっている人っているの?
・いつ頃、お歯黒ってやっていたの?
写真 DENTISTRY
MALVINE.RING,D.D.S.より
平安時代 お歯黒の意味
平安時代には、貴族の男女ともに行っていた時期もあり、17~18歳で歯を黒く染めて成人であることを表しました。
江戸時代 お歯黒の意味
お歯黒の黒は、他に染まらないという意味で「貞女二夫のまみえず」の証として既婚女性の象徴とされたようです。
当時お歯黒を施し、眉を剃った顔は色っぽく見えるとされ、美しさの表現となっていました。
そのため庶民に広まってからは、結婚を機にお歯黒を行うようになりました。
材料
酢酸鉄を含んだ溶液とタンニンを含んだ粉
やり方
古い鉄くずを茶の汁または酢に溶いて作って、筆にこの液をふくませ、五倍子(ふし)の粉をつけて歯に塗っていました。
現代のお歯黒
舞妓ちゃんが、芸妓さんになる前の2週間くらいにお歯黒をすることがあります。
その時は、蝋を使って歯を染めるので、熱い飲み物はひかえるそうです。
※ 豆知識 1
襟替え: 舞妓から芸妓になる儀式
襟替え前の2週間は、黒紋付に先笄(さっこう)という髪型を結います。先笄は地毛で結う舞妓最後の髪型です。
後ろから見ると雀のしっぽのような髪が一部垂れています。
元々は、京都を中心に若いお嫁さんが結っていた髪型。現代は、芸妓になる前に結う習わしです。
先笄と共にお歯黒で歯を染める舞妓ちゃんに会えるのは、襟替え前のほんの2週間だけです。
※ 豆知識 2
お雛飾りの3人官女の1人は、お歯黒をしていて眉がありません。
既婚女性なのですね。