・ 自宅でできるフッ素ってある?

・ 市販のフッ素洗口液を使っても大丈夫?

・ 自分でやるフッ素って効果あるの?

フッ素

絵 さいたま市歯科医師会資料より

フッ素の3つの働き

1 フッ素が歯に取り込まれて、むし歯菌が出す酸に対して強い歯をつくります。

2 歯の再石灰化を促進する働きがあります。

3 むし歯菌などの細菌が酸をつくるのを抑制します。

フッ素の取り込み方法

① フッ素洗口液

フッ化物の入った溶液でうがいをする方法。就学前から始めるのがよいとされ、保育所、幼稚園、小・中学校で実施することが多くなっています。

② フッ素スプレー・ジェル

ぶくぶくのできない小児(1~3歳)に有効です。歯ブラシや綿棒にスプレーもしくはジェルをつけて歯につけます。

③ フッ素塗布

歯科医院で高濃度のフッ素を歯に塗布する方法です。最低年2回以上塗布して乳歯が生えてから22歳くらいまで行うと十分な効果が得られます。

④ フッ素入り歯みがき粉

「フッ化ナトリウム」などの表示がされている市販の歯みがき粉を使う。

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■フッ素の予防効果

フッ化物ではじめるむし歯予防 医歯薬出版2006より

フッ化物洗口 50-80%

歯面へのフッ化物塗布 30-40%

フッ化物入り歯みがき剤 20-30%

どの方法でも長く続けることが大切です。また併用すると予防効果が高まります。

質問 学校でやってるフッ素洗口は家庭でもできますか?

最近は、保育所、幼稚園、小・中学校で実施するところが増えています。

もちろん、家庭でもできます。市販や通販で買えるものは低濃度ですので、個人で使用しても問題ありません。

質問 フッ素が多く入っている食べ物って何ですか?

緑茶やワカメ、エビ、イワシなど海産物に多くフッ素が入っています、栄養価の高い食品を食べ身体の健康を保つとともに、歯科医院でフッ素を塗ってもらったり、フッ化物入り歯磨き粉を使うとより効果的です。

フッ素塗布の期間・時期は各人によって異なります。

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