虫歯があると飛行機に乗れないの?虫歯があるとなれない3つの職業

なぜ飛行機に乗ると歯が痛くなるの?

答え 飛行機に乗ると歯が痛くなる原因は、飛行機内の「気圧」の変化によるものです。

気圧の変化でよくあるのが、飛行機に乗って離陸すると耳が、キーンと痛くなることです。これと同じことが、歯の中でも起きています。

気圧性歯痛 航空性歯痛

飛行機の離陸で急速に気圧が下がると、虫歯の部分の空洞が膨張して歯の内部を圧迫し、痛みが出ます。治した歯であっても、同じ理由で痛みが出ます。

※飛行機内は、地上と同じくらいになるように、与圧されていて0.7-0.8気圧程度といわれます。

山だったら富士山5合目くらい、標高1500m地点と同じくらいの気圧です。

※ 8850m エベレスト 300hPa

3776m 富士山  630hPa (富士山5合目 1500m 850hPa)

地上  1013hPa

簡単に要約すると、

気圧の変化で、虫歯や治療中の歯の中に含まれている空気が、膨張・収縮するために歯が痛くなることがあるのです。

通常、痛みのない虫歯でも気圧の変化により激しく痛むこともあります。

これを「気圧性歯痛」「航空性歯痛」といいます。

虫歯があるとなれない職業

このようなことから

1 航空機パイロット
2 戦闘機パイロット

3 宇宙飛行士

宇宙飛行士

上記の職業は、虫歯があると業務にさしつかえがあるので、口腔内の徹底管理を求められます。

※宇宙飛行士も旅客機と比べものにならない減圧環境にあります。

また、戦闘機パイロットは、急旋回、急上昇の時に血圧が上がります。虫歯があると痛みにつながります。

登山や飛行機の他にも、スキューバダイビング・台風などの気圧の変化でも痛みが出ることがあります。

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気圧の変化で歯が痛む~お役立ち情報

こんなにお金がかかる!世界の歯科治療!

アメリカの歯科治療費(スウェーデン、イギリス、ドイツ、韓国)

海外留学・海外出張・海外転勤の時に役立つ歯科情報

各国によって歯科事情・費用が異なります。

アメリカ

日本のように国民皆保険制度はないので、民間の保険会社に入っていない人は、保険は使えません。ただし、高齢者を対象にした、メディケア、低所得者を対象としたメディケイドという公的保険はあります。

医療費はもちろん歯科治療費も非常に高額ですが、医療水準は高めです。

交通事故や病気で病院に行っても、受付で治療費の支払い能力を確認され、加入している保険のランクが低いと、病院によっては診療できないこともあります。

必ず、現金かクレジットカードを持参しましょう。

アメリカの歯科診療は、完全予約制ですので事前に予約が必要です。

見た目に気を使い、矯正治療・ホワイトニング・審美歯科を行う人も多く、治療費が高いこともあって国民の予防意識は高く、定期検診や歯石除去などの予防処置を行う人も多くいます。

スウェーデン

歯科治療は、19歳までは矯正治療を含めて無料です。治療水準は高く、国民のデンタルIQも高めです。

イギリス

イギリスの歯科治療は、NHS(National Health Service 国民健康保険)と自費治療に分かれます。

イギリスでは、歯科医が不足しているせいでもあり、待ち時間が長かったり(順番がくるのは、半年先。。。ということもあります)サービスも劣るので、自費治療を選択する人も多くいます。

ドイツ

ドイツ国旗

国民の90%が、公的保険制度に加入しています。一定額以上の収入がある人は、公的保険制度か民間の医療保険かを選択できます。
民間の医療保険のほうが、公的医療保険よりも治療水準の高い治療を受けることができます。

韓国

1980年に日本の国民健康保険に似た国民皆保険制度が導入されたものの、保険でカバーされる治療の範囲が非常に狭いのが現状で、自費治療を選択せざるを得ない場合が多いようです。

日本

世界歯科事情を知った上で、日本の歯科事情をみてみます。日本は「国民皆保険制度」が整っているために、全国どこにいっても一律の医療を受けることができます。
保険が利く範囲も諸外国と比べると広いですし、イギリスと比べると待ち時間も少しです。

(イギリスの歯科治療の待ち時間は、1か月待ちはザラ、半年待ちの事もあるそうです)

また保険を利用せず自費治療を選択すると、各々の症状に合った質の高い治療を受けることも可能です。 

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