質問 「口の中が乾くのですが。。」
・口の中が乾いて、ご飯が喉をとおらない
・口の中がカラカラ
・口が乾くから、ペットボトルが手放せない
答え 口の中が乾燥する病気を口腔乾燥症といいます。
口腔乾燥の8つの原因
1 薬の副作用
2 唾液の粘性
3 口呼吸
4 ストレス
5 加齢
6 精神病
7 糖尿病
8 乾燥室内などによって生じます。
もっとも起こりやすい原因は、薬の副作用で、降圧剤、利尿剤、向精神薬などが原因薬剤となります。
唾液の7つの役割
唾液は、健康成人で1日に1000~1500ml程度分泌されています。
唾液は
1 口腔の潤滑
2 保湿
3 浄化
4 食物の消化
5 抗菌作用
6 傷の修復促進
7 味覚の形成などの多くの役割があります。
ドライマウスは唾液の量が少なくなったり、性状が変化したりしいて生じるものです。
口腔乾燥の症状
唾液が減少すると、口の乾きだけでなく、
・長時間話しにくい
・乾いたものが食べにくい
・食べ物が飲み込みにくい
・舌が痛い
・舌がザラザラする
・味がよくわからない
・入れ歯が合わない
などといった様々な症状がみられるようになります。
口腔乾燥をひき起こす薬
また病気を治すために処方されている薬の中にも口腔乾燥を引き起こすものがあります。
口腔乾燥が報告されている薬剤は700種類以上といわれています。
一例を下記にあげておきます。
気管支拡張剤
スピリーバ 10.17%
イノリン0.1~5%
消化性潰瘍剤
コランチル5%以上
ホルモン剤
セロスティム1~10%
セレスタミン5%以上
泌尿生殖器官薬(避妊薬など)
デトルシトール32.80%
ステーブラ31.40%
ベシキア28.30%
バップフォー9.00%
ポラキス8.98%
ユリーフ5.70%
ビタミン剤
チガソン24.80%
アレルギー用薬 ポララミン、クロール、トリメトン5%
催眠鎮静剤
プレセデックス3.20%
レキソタン2.60%
解熱鎮痛消炎剤
ミグリステン5%以上
利尿剤
フィズリン21.40%
血圧降下剤
カタプレス19.04%
アポプロン5%以上
関連記事