関節雑音の11の原因と顎関節症を自分で治す5つの方法
・口を開けると音がする
・口を開けるとガクっとなる
・音がいつもしてなおらない
「口を開けると音が鳴る」と来院される患者さんがいます。顎の音は、顎関節症の1つの症状です。
以下、顎関節症について説明します。
イラスト さいたま市歯科医師会資料より
顎関節症ってなに?
あごの関節、筋肉、骨に不具合が出る病気
顎関節症は、20~30代の特に女性に多くみられます。口をある程度開いた時、カクっという音がしたり、閉じる時もカクっという音が同じようにします。時には、ガクっという音の場合もあります。これを関節雑音といいます。
顎関節症の症状
・ あごが痛む
・ あごを動かすとカクンと大きな音がする(関節雑音)
・ 口を大きく開けられない(開口障害)
顎関節症11の原因
以前は、不正咬合が主な原因とされていましたが、その他にも
1 精神的ストレス
2 歯ぎしり
3 食いしばり
4 うつぶせ寝
5 横寝
6 あごを机の上においての読書
7 頬づえ
8 片側だけのショルダーバックかけ
9 長時間のカラオケ
10高い枕
11打撲、交通事故
など、さまざまなことがきっかけで発症します。若い女性に比較的多いことも特徴のひとつです。
自分で治す顎関節症!5つの方法
1 やわらかい食事に変える
2 大きく口を開けないようにする
3 少しづつ開口訓練
4 顔、首、リンパのマッサージ
5 うつぶせ寝、横寝、頬づえなどの習慣の改善
顎関節症の原因の1つである態癖は自分で治すことができます。
スプリント療法や理学療法も行われています。
※ あごの異常が長期間続いたり、再発を繰り返す場合は、大学病院、口腔外科の先生に相談してみましょう。