・顎関節症って種類があるの?
・顎関節症なのか、口を開けると音が鳴って痛い
・顎関節症って治るの?
顎関節症は、痛みなど疾患のある部位により4つのタイプに分かれています。
顎関節症はそれぞれのタイプ別に痛み方と治癒なでの時間も違ってきます。1つ1つ説明していきますので読みすすめて下さい。
イラスト さいたま市歯科医師会資料より
顎関節症って種類があるって本当?
日本顎関節症学会では、顎関節症を4つのタイプに分類しています。
顎関節症の分類
① 筋肉ストレスタイプ
② 顎関節の周りの靭帯・関節包のストレスタイプ
③ 関節円板のズレによるタイプ
④ 下顎頭などの骨の変形タイプ
※ 解剖図は、TOPページ→審美歯科の教科書→【審美歯科と顎関節症】をお読みください。
タイプによって症状は違うの?
タイプ別症状についてまとめました。
① 筋肉ストレスタイプ
口を開けたり筋肉(顎、肩、頬などの筋肉)を押すと鈍い痛みがあります。
慢性的な態癖をやめ、筋肉や関節の周りのマッサージや1か月くらいの安静で落ち着いてきます。
② 靭帯・関節包のストレスタイプ
硬いものを咬んだとき、大あくびをしたときに起こりやすく、口を開けるときに一時的に痛みます。
そっとしていると数週間で改善していきます。
③ 関節円板のズレによっておこるタイプ
関節円板が何らかのきっかけでズレて、カクッと音が鳴るようになります。
軽度の場合は、音だけですが、症状が進むと口が開きずらくなったり、痛みも伴います。
安静、筋肉マッサージ。態癖を直す、スプリント療法で3か月くらいで痛みがやわらいできます。
④ 骨の変形
下顎頭の変形や周囲組織に損傷が起きて痛みや口が開きづらいといった症状が出ます。
骨の変形の状態や痛み、口の開けずらさによっては、外科手術が必要な場合もあります。