・親知らずを早めに抜いておいたほうがいいって言われた
・親知らず、絶対抜かなきゃいけないの?
・親知らずって、ほっといちゃいけないの?
・親知らず、抜く時痛いの?
・親知らず、抜いたら腫れますか?
いつ抜いたらいいの?
親知らずを抜く時期ですが、痛いときは一刻も早く抜いて楽になりたいでしょう。
しかし、腫れや痛みの強いときは、一般的には抜きません。
というのは、麻酔が効きにくいこと、抜歯後さらに強い痛みや腫れ、また出血も多くなるからです。
炎症がおさまり、全身状態も良好なとき、あまり自身では抜きたいと思わなくなったときが最良なのです。
十分に時間がとれ、休養できるときが最もよいということです。
親知らずを抜く年齢は一般的に有病率が低く、体力が十分ある10代、20代に抜くのが安全で、治療経過もよいと思われます。
前日は、どんな準備をしたらいいの?
抜歯の日時が決まれば前日の心得ですが、十分な睡眠が必要です。
抜歯当日は、入浴は控えたほうがよいので、入浴と洗髪、極度に体力を消耗する仕事や運動は控えるなど、体調を整えておきます。
抜歯の2時間前までに食事を取り、前もって感染予防に出されていた抗菌剤がありましたら必ず服用して下さい。
風邪などで体調のすぐれないときや生理に入ってしまったときは、遠慮せずに予約を延ばしてもらいましょう。
抜いたあと、注意することは?
抜歯後は、腫れや痛みが強くなるため入浴しないように、仕事や運動は状態によりますが、安静に努めましょう。
夜間、血が止まらない多くの原因には以下↓のようなことがあります。
1 必要以上の過度のうがい
2 抜歯部位を舌で押したり、吸ったりする行為
3 過度の運動や入浴(血のめぐりがよくなって出血しやすいです)
4 ガーゼを十分かんでいなかった
必ず抜歯後の注意を守って下さい。
抜歯の翌日来院したときに唇や頬の粘膜をかんでいることがありますが、自分で無意識にかんだ傷です。
十分麻酔がさめるまで食事や会話には気をつけて下さい。
また、抜歯後、食欲がなくなるかもしれませんが、スープ、牛乳、ジュースなど水分補給はして下さい。そうしないと脱水症状となり、発熱しやすくなります。
栄養
栄養も十分でないと体力が低下し傷の治りも遅くなります。
睡眠
睡眠も麻酔が覚めてから体力回復のため十分とることが大切です。
飲酒
抜歯当日の飲酒については、出血や痛みを生じやすくなりますので避けたほうがよいでしょう。
・タバコも治りを遅くし、また出血の原因となりますので控えたほうが賢明です。
・術後の感染予防のために抗菌薬は必ず服用して下さい。
注意!
全身的な病気【心臓疾患、糖尿病、腎臓、肝臓、抗凝固剤服用(血液をサラサラにする薬)】のある方は、治療前に歯科医師にその旨をお話し下さい。
抜いたあとの症状
腫れ・痛み
上の親知らずは比較的、痛み・腫れが少なく2~3日で気にならなくなります。
つまる
抜歯窩に食物(米粒)などが入りやすく、つまる場合がありますので常に清潔を保ちましょう。
臭い
食物カスがつまったままにしていると、臭いの元となります。清潔にして下さい。
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