根管治療(排膿)
毎日、根管治療をやっていると様々なケースに直面します。なかなか治らないケースで膿をもった歯の根っこの治療があります。
歯の根っこに膿があるときの症状
無症状
たまたまレントゲンをとったら見つかったケースも多くあります。
咬むと痛い
細菌にやって感染が起きると咬んで痛いという症状がおきます。
浮いた感じがする
膿が多く溜まり、その圧力が高まり浮いた感じがします。
腫れる
ぐらつく
「ここの歯が なんか痛い。」と指さして教えてくれた患者さんです。
視診、レントゲン写真で確認すると、根っこに病気を持っています。
1)
まん中の白いのが膿です。
あふれ出た膿が、おさまったところ。
2)
残根状態(ほとんど歯の部分がない歯)で抜いた歯です。
根っこの先に膿が付いています。固くコリコリした感じです。
同じ膿でも、症例1と違い症例2のような膿は、根っこの治療だけでは治療が難しいと予想されます。
同じ根っこに膿ができている状態を治療していても、長く治療がかかる症例は、治癒が期待できず、抜歯にいたるケースが多くなります。