認知症の予防と進行ストップは砂糖制限!
なぜ、痴呆が進んできた老人の痴呆がストップしたのか?
・親の痴呆が、年々進行しているようだ
・長生きしたいけどボケるのは嫌だ
・どうしたらボケなくてしっかりしていられるのか?
・最近、おばあちゃんがぼんやりしている
高齢化社会が広がる中、認知症の問題は大きくなる一方です。まずは、日常の食べ物の問題からみてみます。
認知症 厚生労働省発表(2012年)
全国の高齢者(65歳以上)3079万人のうち15%の462万人が認知症
85歳以上になると40%が認知症
認知症と食生活の問題4つ
1 自治医大 植木彰教授が
『認知症であるアルツハイマー病の患者の食生活は、砂糖の摂りすぎが目立つ。
具体的には、アメを一日中なめる、おはぎや大福なら5個くらい平気で食べてしまう。コーヒーに砂糖を3~4杯入れてしまう。
アイスクリームを1日に5~6本食べてしまう。などである。』と報告しています。
アルツハイマー病患者の脳の糖代謝の低下と高インスリンについては、かなりの数の論文が発表されています。
2 内藤聰 ある日突然、妻が痴ほう症になった(大和書房)の書き出しは、
『51歳だった妻が、ケーキの箱を空にしてしまった話である。もとともとケーキは妻の好物でしたという。』
ケーキを食べ、さらに夕食をとった後の、夜中の全身の硬直などの発作も、なまなましく記述されている。
しかし、この著者は、認知症と砂糖の摂りすぎとの関係には、全然気づいていません。
3 岩手大学名誉教授 大沢 博先生 は、日本の家計調査では、米類よりも菓子類への支出が大きくなっている。心身の健康の促進と、逆の方向の食事傾向ではないだろうか?と危惧していらっしゃいます
岩手大学のある学生は、次のように報告した。
『痴呆が進んできた祖母が菓子を欲しがり、ひ孫の分までとりあげて食べるようになったので、母が心配し、菓子類をおかないようになってから痴呆は進行がストップしたままです。』
4 2007年、米国アラバマ大学のドンフェン・ツァオらは、
『砂糖水を与えたマウスは、学習力と記憶力のかなりの低下を示し、脳におけるアルツハイマー病の特徴が増加した』と発表しています。
認知症の予防と進行ストップは砂糖制限!
現在のところ、認知症治療薬は見つかっていません。治療薬がないなら、運動、脳トレなどの緩和や予防を意識して自分自身で気をつけていくしかありません。
心身の健康は 食事が大事であり、正しい知識を持っての砂糖量の制限を各人、必要としているといえます
甘いものは身体にも歯にもよくありません。糖分の摂りすぎは、身体のカルシウムを奪います。
歯周病の治りもなかなかすすみません。
適度な糖分摂取を心がけて下さい。