・年に何回、検診に行ったらいいの?
・歯医者から『はがき』がきた。検診に行く必要あるの?
・『市の検診のはがき』持って、病院に行く人っているの?
・本当に検診なんて必要あるの?
イラスト さいたま市歯科医師会資料より
どうして、定期検診が必要なの?定期検診の目的
他の病気と同じように早期発見のためのチェックが目的のひとつです。そこで虫歯や歯周病を早期発見して治療を始めることもあります。歯肉や粘膜、舌の状態も合わせ診ています。
どうして早期発見、早期治療というの?
・歯医者から検診の通知がきても捨てている
・成人病検診があるが行っていない
・痛くないし、困っていないので行かない
・会社の検診が毎年、憂鬱
上記のような方が多いのが現実でないでしょうか?
国内成人の約9000万人が、歯周病予備患者です。
しかし、そのうち、歯科医院に訪れるのは、たったの130万人です。69分の1に減ってしまうのです。
実際に症状が現れてから来院されると「早期発見、早期治療」というよりも、「末期発見、即時治療」のケースが多くなってしまいます。
それを解決しようとしたのが、定期検診の本当の意味です。
定期検診の必要性
歯はすべてがそろっていて正常な働きができます。
歯はもともと人間の体の中で丈夫な器官で、自己管理がちゃんとしていれば、一生使うことができます。
人の寿命が大幅に延びたことで、歯の寿命との格差が開き、ブリッジあるいは入れ歯に頼らなければならないこともあります。
昔に比べて食生活が豊かになった半面、むし歯や歯周炎になり、歯を失う人が増えています。
人にとって大切な歯を失うことは大変残念なことで、
「残っている歯をどうやって守っていくか」
「かむ力を失わないために残った歯をどう利用するのか」
など、前向きに考えることが大切なことです。
治療よりもお得な歯科検診 歯科定期検診の頻度
半年に一度 かかりつけの歯医者さんで、口腔内全体をチェックしてもらうのがよいでしょう。
・1.5歳検診
・3.0歳検診
・成人歯科検診 40歳以上~
以上の検診については、安価な金額で検診が受けられます。利用してみてはいかがでしょう。
定期検診のチェック項目
1 虫歯・歯茎のチェック
2 歯並び
3 舌・粘膜チェック
4 ブラッシング指導
5 必要ならば歯垢・歯石を取る。
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むし歯をほっといたらどうなるの?
歯が一本でもなくなったら、すぐ治療しなければなりません。
もそもそのまま放置しておくと、隣の歯が変な場所に動いたり、傾いたり、かみ合う相手の歯が伸びたりして、いざ治療しようとするとき、費用や日数、治療本数がかさんでしまいます。
そればかりか物もよくかめなくなってしまいます。
例えば、大臼歯(奥歯)が一本なくなっただけで、食物をかみ砕く力は約40%も低下するといわれています。
また、上の前歯が抜けるとサ行、奥歯が抜けるとハ行、ラ行が発音しにくくなって言葉が不明瞭になったり、顔の輪郭が変わって、表情が老けて見えるなど、さまざまな影響が出るのです。
さらに放置すると、胃への負担が増すばかりでなく、全身への影響が出てきます。
歯がだんだん伸びてくるにつけ、あごの骨もゆがんできます。
かみ合わせがきちんとできなくなり、肩こりや手にしびれが現れることもあります。
急に老化が進んだり、口の周りの筋肉が衰え、若々しい表情がつくれなくなってしまいます。
歯がない人はどうするの?
残念なことに歯がなくなった場合は、このような状態にならないためにも、ブリッジや入れ歯にしなくてはなりません。
どちらにしても長所・短所があり、多くの歯がなくなって、自分の歯が残り少なくなってしまった場合には、ブリッジができないこともあります。
しかし、最新技術では、インプラントや歯槽骨をつくる技術が開発され、歯を失った人には朗報です。
ブリッジや入れ歯を入れる場合、歯の数やなくなった顎堤部分などにより、患者さんにより条件がさまざまで、治療にもいろいろな方法があります。
かかりつけ医の定期検診を受け、早期治療を心がけ、口腔と全身の健康をめざしましょう。
検診を受ける方へ
歯科健康診査 40歳以上の男女
「がん検診等のご案内」はがきを、さいたま市内実施医療機関(かかりつけ医)に持参し、受診して下さい。