親知らずが腫れて痛い!親知らずは抜歯したほうがいいの?

みなさんのお口の中には親知らずは生えてきていますでしょうか。生えている人でも、まっすぐきちんと生えてきている人もいれば、斜めに生えてきている人もいます。

親知らずのあたりが腫れて痛みがでた経験がある人もいるのではないでしょうか

親知らずがまだ生えかけで痛みがあったり、歯茎の部分が腫れて口が開かないということもあるかと思います。今回は親知らずに注目してお話ししていきたいと思います。

歯ブラシ

腫れの原因は智歯周囲炎の可能性があります

智歯周囲炎とは名前の通り智歯(親知らず)の周囲の炎症のことです。

親知らずが斜めに生えてきていたり、生えかけで歯茎がかぶったりしていると、歯と歯茎の間の部分に汚れがたまり、炎症を起こしやすくなります。その結果腫れや痛みがでてきて智歯周囲炎となるわけです。

親知らずが斜めに生えている場合は抜歯したほうがよい場合があります

親知らずが初期の智歯周囲炎の場合は抜歯までしなくても大丈夫でしょう。しかし、何度も腫れたり痛みがでたりという症状を繰り返す場合は抜歯をお勧めします。

また、もともと親知らずは一番奥の歯なのでブラッシングがしにくい場所となります。その上、斜めに生えていたりするとしっかりブラッシングができなくて汚れがたまり虫歯になるリスクも上がります。虫歯になってしまった場合も抜歯をすすめる場合があります。

初期の智歯周囲炎は歯科医院に行って抗生物質を塗布してもらったり歯茎の中を洗ったりして様子をみます。抜歯にならないためにも親知らずは鏡を見ながら丁寧にブラッシングしましょう。また、歯磨きでは磨きにくい方は、歯磨きのヘッド部分が小さくなっているタフトブラシなどを併用するといいですね。

下の親知らずのほうが腫れる?!

抜歯をした後は、個人差はありますがだいたいは2~3日は腫れると思ってください。

また、まっすぐ生えている親知らずより、斜めに生えていて骨を削って抜歯した場合などは腫れやすくなります。特に上より下の抜歯のほうが腫れることが多いようです。

抜歯後も注意が必要です

抜歯後は過度な運動や飲酒などの血流の良くなることはやめましょう。抜歯したばかりなので出血が止まらなくなる可能性があります。

また、抜歯後は抜歯窩にかさぶたのようなものができます。そのため、抜歯した部分を歯磨きでごしごし触ってみたり、激しくうがいをするのはやめましょう。これも出血の原因となります。

また、抜歯後には抗生剤や痛み止めも処方されるかと思います。指示された服用方法を守り自己判断で勝手に薬を止めるのはいけません。

親知らずがきちんと生えている人は虫歯にしないようブラッシングに気を付けましょう

親知らずの抜歯の注意事項

親知らず以外にも大きな虫歯や歯周病などによって歯を失うことがあります。詳しい抜歯の知識を頭に入れておいてください。

他の親知らずの知識についてはこちら

 

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