歯がない人も歯磨きは必要?~歯がない人の口腔ケア~
肺炎の原因となることも
お口の中は入れ歯を入れていても、入れ歯と歯茎の間に食べ物(食渣)が挟まったり、歯茎と頬の間に食渣が挟まったります。その汚れをそのままにしておくと細菌が繁殖します。
その汚れを飲み込むことで誤嚥性肺炎の原因になることもありますので注意が必要です。
舌の汚れも清掃するようにしましょう
口腔内の汚れは舌にも付着します。舌につく汚れを舌苔といいます。
舌の汚れもまた、誤嚥性肺炎の原因にもなりますし、口臭の原因にもなりますので、口腔ケアの際は舌も磨くようにしましょう。
専用の舌ブラシなども最近よくみかけますよね。
口腔内を刺激しないと唾液減少の原因にも
口腔内を歯ブラシなどで刺激することで唾液の出を促進させます。
唾液には殺菌作用や自浄作用などの様々な働きがあります。
また、唾液の出が悪く口腔内が乾燥していると食事のときにものが詰まりやすく、細菌が増える原因となります。
歯茎がだんだん退縮してくる
歯茎にブラッシングなどで刺激がないと歯茎がだんだん退縮してきます。歯茎が退縮してくることで、入れ歯が合わなくなり、安定しにくくなることがあります。
そのため、ブラッシングだけではなく、指で歯茎をマッサージしてあげることも良いかと思います。
どのようにして口腔ケアを行ったら良いのでしょうか
口腔内は歯ブラシを使用する場合は、やわらかめの歯ブラシで全体的に歯茎の部分をマッサージするような感じで磨いてあげてください。歯ブラシ以外にもスポンジブラシという先端がスポンジできているようなものもあります。
その他にも口腔内を拭いて清掃するタイプのものもあります。ご自身の口腔内にあっているものを使うようにしましょう。
入れ歯の清掃ももちろん大切です
口腔内だけでなく、お口の中に入れる入れ歯も汚れたままでは意味がありません。
義歯ブラシなどを用いてきれいに清掃しましょう。
口腔ケアを行っていない人もこれからは口腔ケアを!
このように口腔内は歯がなくても口腔内を清掃する必要がありますので、今まで行っていなかった方はぜひ口腔ケアを行っていきましょう!
歯茎のマッサージ!!
歯のない人でも歯茎と頬をマッサージすると唾液の流れがよくなります。それとともに顔まわりのつつぱっていた筋肉もほぐれてリラックスします。