コイス先生の講演(審美歯科)

John C.Kois先生の講演

2011年6月11日(土)に来日したJohn C.Kois先生の特別講演を聴講してきました。

コイス先生

Kois先生略歴
タコマ市およびシアトル市で歯科補綴専門医として開業のかたわらワシントン大学で客員教授として教鞭をとっていらっしゃいます。
2002年には診断と治療計画における臨床的な卓越した業績が評価され、
Soul schluge Memorial Awardを受賞されています。

 

講演内容

  1. すべての治療計画における系統的取り組みの必要性
  2. 最も重要な診断、分類の集中
  3. 成功例を最大化するために不可欠なリスクの数値化
  4. 治療計画の作成手順を実行するためのプロトコル(規定・約束事)

コイス先生のお話は臨床家に考えるようにフォーカスがあたっていて『考えさせる講演』でした。
客観的データに基づきその中で原因は?そもそもの発症の真の原因は?と追求していくことが「診断力」をあげ、治療は道すじをたてるものだということを数々の例をあげお話しされました。

ランチタイムには知り合いのT先生(すごく優秀な先生)とご一緒させていただき、ずっと気になっていた症例をみてもらいました。
T先生の診断と私の診断が同じでほっとしました。

午後からは、引き続き『咬合』についての講演を聴きました。

咬合の不備により歯の破折、修復物の脱離・破損、歯周組織への負荷、筋肉・顎関節への影響が考えられます。
従来は、咬合の問題から症状が現れていれば治療が必要とされていましたが、ストレス社会の近年、顎関節症や咬合感覚異常において従来の歯科治療はひかえた方がよい場合がでてきています。
重症の咬合感覚異常、顎関節症では中枢のシステムが過敏となっており、そのために歯と筋肉、顎関節を適正にすればすべての症例が治癒するとは限らなくなっています。
中枢システムという歯科が関与できない医科の分野までの知識が今後必要とされるということを聴いてきました。

スワンデンタルクリニックの審美歯科治療

審美歯科とは、歯・口元全体をトータルで考える治療のことをいいます。

各人によって口腔内状態が違いますので、治療方法・期間・費用は異なります。

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