たまにはクラシックコンサートもいいかも?

さいたま市で聴けるクラシックコンサート

クラシック音楽には、右脳を刺激し左脳を休ませる効果があり、思考がリフレッシュし精神が落ち着きます。忙しい毎日、癒しをかねてクラシック音楽を聴いてみるのはどうでしょうか?

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
(1685~1750)

クラシック音楽の基本

クラシックの歴史と名曲が誕生した時の時代背景を知ると、知っている曲がより深く心に響きます。

中世・ルネサンス(5世紀~16世紀)

教会音楽が主流だった中世と、人間を中心にしたルネサンス時代

中世のヨーロッパでは、ローマ・カトリック教会が社会・文化の中心でした。最古のクラシック音楽は、ローマ・カトリック教会のためのグレゴリオ聖歌といわれています。

中世後期からキリスト教の典礼であるミサ曲の歴史が始まり、ルネサンス時代には頂点を迎え、祈りの歌から音楽作品へ意識されるようになりました。

バロック(17世紀~1750年頃)

バロック時代、イタリアとフランスで絢爛豪華なオペラやバレエが発展

作曲家:バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ

代表的な例が「太陽王」と呼ばれたフランス国王ルイ14世の宮廷音楽です。ヴェルサイユ宮殿などで絢爛豪華なオペラやバレエが数多く上演されました。

古典派(1750~1820年頃)

パリやロンドンでは、市民層が反映し、音楽演奏の主な舞台は公開演奏会へと移ります。

作曲家:モーツァルト、ベートーヴェン

バロック時代までのクラッシック音楽は、作曲家が君主や教会の必要に応じて作曲する職人仕事でした。

この構図は、市民層の繁栄とともに崩れ、演奏や楽譜という商品に対価を払って聴く公開演奏会が発展します。それとともにクラシック音楽は、儀式や祭典のような特定の機会との結び付きを弱め、交響曲や協奏曲のような器楽ジャンルが発展していきます。

フランス革命後に活躍したベートーヴェンは、1度も宮廷につかえることはなく、作品番号を曲につけた最初の作曲家でした。その作品は「芸術作品」として認められました。

モーツァルトが病院で聞こえてくるワケ

ロマン派(1820~1850年頃)

市民たちの音楽活動が活発化し、歴史的な音楽遺産への意識が高まります。

作曲家:メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、リスト

1848年のヨーロッパ各地の革命までの時期は、おおむね平穏な時代でしたので、音楽は幸せの象徴として合唱運動や音楽祭としても花開きました。家庭に定着したピアノの普及が、音楽小品や親しみやすい旋律を使った変奏曲となって流行します。

公開演奏で聴衆を圧倒したリストに対し、私的な空間で優雅な楽曲を披露したショパンはサロンの寵児になりました。

 リスト

当時流行していた風刺漫画にもよく取り上げられ、その絵からは、リストが肩までの長い髪をなびかせながら、大げさに体全体を使って超人的技巧で演奏していたことが想像できます。

民族主義(1850~1883年頃)

大衆の欲望とナショナリズムの狭間で民族意識を高めてゆれ動く音楽家たち

作曲家:ワーグナー、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーグ

あらゆる文化の担い手が、貴族階級から徐々に市民へと移っていく中で、作曲家たちは大衆を意識しながら音楽活動を進める必要が生じました。こうして音楽は、優雅なバランス感覚を備えた貴族向けのものから、大衆の感情をくみ上げた自由を謳歌する方向へと進みます。

そんな中、北欧や中欧の多くの小国は支配国からの独立をめざし、一方小国に分裂していたドイツやイタリアは統一を急ぎました。この動きの中、音楽家たちは民族のアイデンティティを表現し、クラシック音楽の器は膨張していきます。

ジプシーの音楽は独特の憂いを帯びた音階と、激しい踊りのリズムが特徴です。ブラームスはハンガリー舞曲でジプシー音楽を使用しています。

世紀末~第1次世界大戦(1883~1918年頃)

死後も影響力をもつワーグナーとドイツ語圏以外の様々な音楽

1883年の没したワーグナーの作品は、ドイツでは政治家を、フランスでは文学者を魅了しました。

 ワーグナー

作曲家、指揮者 楽劇王の別名で知られ、ほとんどの自作歌劇を単独執筆し、理論家・文筆家で、ヨーロッパ文化人の1人。

ウィーンでは、ワーグナー派とブラームス派と対立していましたが、それは反ユダヤ主義と自由主義の対立に結びつきました。

ドイツ語圏以外の各国でも様々な音楽が現れました。

イタリア:ヴェリズモ・オペラが登場
フランス:ドビュッシー、ラヴェルに代表される印象主義が現れます。
ロシア:興行師ディアギレフがロシア・バレエ団設立

両大戦間(1919~1944年頃)

第1次世界大戦の終結とともに、音楽の新しい時代が始まります。

第1次世界大戦後、新ウィーン楽派による十二音技法の音楽、ジャズ、真古典主義に見られる軽快で完結な音楽などです。

現代音楽と演奏家(1945年以降)

新しさを追求し実験的な音楽が出現。前衛が見直され、演奏家の時代が到来しました。

 前衛の時代

1950~1960年代の新しさをきわめた突飛な音楽などを音楽史で前衛の時代とよびます。

現代の音楽は聴衆となんらかの接点を保つ方法を模索中のです。その一方で、スター演奏家の存在はマスメディアの発展に伴いますます大きいものとなっています。

参考文献・絵

3日でわかるクラシック音楽 服部幸三監修 森本眞由美
クラシック名曲と恋 桐山秀樹 吉村祐美
クラシックおもしろ雑学事典 音楽雑学委員会
クラシックの基本 西村里

さいたま市でクラシックコンサートが聴けるところ

さいたま市でクラシック音楽が聴けるところ

・さいたま文化センター

さいたま市南区根岸1-7-1

048-866-3171

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