口腔癌の臨床診断
H26年7月18日(金) 東海大学医学部外科学系口腔外科学 太田 嘉英教授 から
『病態から考える口腔癌の臨床診断の講演』を聴いてきました。
講義内容
最初、太田教授は、「がんと親しむ!」と言われました。
えっ?親しむ?
また最初のスライドは『かに料理』でした。
講演を聴いた後は、最初に言われた言葉の意味がわかり、臨床にすぐに役立つお話を聴けたよい時間でした。
例え話
臨床医にわかりやすいように、
・お岩さん
・だいこんと雑草のたとえ
・インドの紙タバコ
・太っているとかかとの皮が厚くなるんだよ
と、あきさせないように、わかりやすく例えて、
講義の重要点
・がんと癌の違い
・5年生存率の数字の見方
・癌は病態診断から入ること
・教授のOpeビデオ
等で、最後に『かに』に戻って病態診断の大切さを説きました。
癌は、開業医の歯科臨床には、遭遇頻度は高くないため、経験を積むのが難しい疾患の1つです。
臨床症状には必ず病理学的・病態学的裏付けがあることを、わかりやすくお話していただきました。
さいたま市で行われいる成人歯科検診
歯周病・虫歯を予防、口腔内のその他の疾患を早期発見し生涯を通じて望ましい口腔状態を確保し日常生活を送るためにさいたま市が、成人歯科検診を行っています。
最後に教授から質問
問題 『若い人のがんは、進行が速いけど、高齢者のがんは遅いから大丈夫。本当?うそ?』
答え うそ。 がんはできた時が1歳、→どんどん進む。