東京歯科大学 「歯科医療の未来は?」講習会
H30年10月3日(水)18:30~ 東京歯科大学新館血脇記念ホールにて「次の世代に伝えたい!歯科医療の未来は?」という演題の講習会を聴いてきました。
老年歯科医学の観点からみた歯科医療の方向性
東京歯科大学 老年歯科補綴学講座 主任教授 櫻井 薫先生
2024年には1歯科医院の患者数が減り、来院高齢者の数は増えると報じられています。患者の半分以上が65才以上の年齢となります。
高齢者の口腔内・身体について、臨床の上で知っておかなければならないことをお話しされました。
・口腔機能(唾液、味覚、痛覚、咀嚼機能、嚥下機能)が加齢、病気、薬の副作用で複合的に低下。
・口腔機能低下症(よい入れ歯をつくっても変わらない、舌圧が弱いと咀嚼は弱い)
近未来ロードマップ、再生医療とAIが現在の歯科医療を超える日
東京歯科大学 臨床検査病理学講座 主任教授 井上 孝先生
・「なぜ?」と思うこと「なぜ?」追求すること。
・インプラントと天然歯「インプラントは病理的に開放創にある異物であるから難しい」を忘れないこと。
矯正歯科治療の近未来~いつまでも若く健康的なかみ合わせを
東京歯科大学 歯科矯正学講座 主任教授 末石 研二先生
・8020達成者の咬合は、50~60%はほぼ正常咬合。上顎前突と過蓋咬合がおよそ40%を占め、反対咬合はほとんどみられなかった。
・20代~40代にいたるまでの歯列の変化は、上下熾烈の幅径の減少、上顎歯列長径の増加、下顎歯列長径の減少を認めた。
下顎歯列での叢生の増加、OJ、OBの増加を認めた。
・矯正治療により歯列咬合の加齢減少を改善することが可能である。
スワンデンタルクリニックの矯正治療
スワンデンタルクリニックでは、矯正治療専門医の先生にお願いして矯正塗料を受けもってもらっています。
プチ矯正、全顎矯正、インビザラインと患者さんの状態によって矯正治療の幅が広がりました。
また、審美治療をかねての大人の矯正患者さんが増えています。