入試に勝つ!トンボが応援!トンボの顎
トンボ
入試に縁起がいいトンボ! 勝ち虫!
地球動物図鑑 山際寿一先生監修より
トンボのホバリング
トンボの飛行能力は、ホバリング(空中停止)から急旋回、高速飛行等自在にとんでいます。
航空工学の観点からみると、これはすごいことです。
ホバリングから右旋回に移る時は、各羽の異なった動きによって右旋回のための空気力を生成し、しかも同時に自重を支えるための揚力や前飛行のための推進力も生成しています。
国内外でトンボの動きを観察し、飛翔ロボットや飛行機の技術に役立てているそうです。
トンボは勝ち虫
またトンボは勝ち虫と呼ばれ縁起物であり、前にしか進まず退かないところから不転退(退くに転ぜず、決して退却しない)の精神を表わすものとして特に武士に好まれました。
戦国時代には兜や鎧、箙(えびら)刀の鍔(つば)などの武具、陣羽織や印籠の装着にトンボを用いられています。豊臣秀吉の陣羽織にはトンボの柄があるそうです。
最近は「入試に勝つ」と縁起をかついでトンボgoodsを身に付ける受験生もいるそうです。
トンボの顎
食性は肉食性で蚊、ハエ、蝶あるいは他のトンボなどの飛翔昆虫を空中で捕獲します。
歯はありませんが口には鋭い大顎が発達しており、獲物をかじって食べます。
トンボの曲芸飛行
個別に動かすこともでき、空中静止や後ろ向き飛行など、トンボの飛翔能力を高めています。
飛ぶ速度は30㎞に達することもあります。
すぐれた視覚
トンボの巨大な複眼は、3万個のレンズでできていて、優れた視覚と広い視野をもたらします。力強い、噛みつくのに適した口器は、トンボが肉食性であることを示しています。
関連記事